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Google Search Console の管理権限を、業者からもらっていますか?

解答

業者からGoogle Search Console の管理権限を共有してもらえていない場合、発注者は自分のホームページがGoogleにどう認識されているかを確認する手段を一切持っていない状態です。

これは技術的な問題ではなく、お客様の自衛策の話です。業者と連絡が取りにくくなった瞬間、あるいは業者を信頼できなくなった瞬間に、お客様の側で確認・対応できることが何ひとつなくなります。納品時に必ず受け取っておくべき権限です。

「公開」されているのに検索でヒットしない問題の全体像については、別の記事で詳しく扱っています:ホームページ制作会社に「公開した」と言われたのに、Google検索にヒットしないのはなぜですか?。本記事では、その中でも特に「Search Consoleの権限」の話に絞ります。


Google Search Console とは何か

Google Search Console は、Googleが提供している無料のツールです。自分のホームページがGoogleにどう認識されているかを確認するための、唯一の公式な窓口です。

ここでは、こういうことが確認できます。

  • 何ページがインデックスされているか
  • インデックスされていないページの理由
  • サイトマップが届いているか
  • 検索結果でどんなキーワードで表示されているか
  • 検索結果でのクリック数や表示順位
  • Googleがホームページを巡回するときに発生したエラー

逆に言うと、Search Console にアクセスできなければ、これらの情報は何ひとつ確認できません。


なぜ業者だけが権限を持っている状態が危険か

ホームページの公開時に、業者が業者自身のGoogleアカウントでSearch Consoleにホームページを登録します。ここまでは普通の作業です。問題は、その権限を発注者にも共有しているかどうかです。

業者だけが権限を持っている状態だと、こういう問題が起きます。

業者と連絡が取れなくなった瞬間に、すべてが止まる。 業者が廃業した、担当者が辞めた、関係がこじれた。こうしたとき、お客様は自分のホームページの状態を一切確認できません。

業者の言うことが正しいか確認する手段がない。 業者が「インデックスされています」「順位が上がっています」と説明しても、それを裏付ける数字を見ることができません。

別の業者に依頼するときも引き継ぎが困難になる。 やまだやのようにセカンドオピニオンとして関わる場合も、Search Console を見られなければ、現状の正確な診断ができません。


「所有者」と「ユーザー」の権限の違い

Search Console には、3つの権限レベルがあります。

所有者:すべての操作ができます。他のユーザーの追加・削除も可能です。

フルユーザー:データの閲覧、サイトマップの送信、URL検査でのインデックスリクエストなど、ほとんどの操作ができます。ただし他のユーザーの権限変更はできません。

制限付きユーザー:データの閲覧のみ。サイトマップの送信やインデックスリクエストはできません。

発注者として最低限受け取っておきたいのは「フルユーザー」、できれば「所有者」です。「制限付きユーザー」だと閲覧しかできないので、業者に対応してもらえない場合に自分で動けません。


業者から引き継ぐ方法

業者に依頼すれば、Search Console の管理画面から数分で権限を追加できます。手順としては、業者側でSearch Consoleの「設定」→「ユーザーと権限」から、発注者のGoogleアカウントを「所有者」または「フルユーザー」として追加するだけです。

業者に依頼するときの文面の例として、こういう書き方ができます。

当方のホームページのGoogle Search Console の管理権限を、当方のGoogleアカウント(◯◯◯@gmail.com)に「所有者」として追加していただけますでしょうか。今後のホームページの運用状況を、当方でも確認できるようにしておきたく、お願いします。

業者の側から「所有者ではなくフルユーザーで」と提案されることもあります。フルユーザーでも普段の確認には十分なので、最初はそれで問題ありません。


もらえないと言われた場合

業者から権限の共有を断られる、あるいは「対応できません」と言われるケースがあります。この場合の選択肢を整理します。

自分で所有権を取得する方法

Search Consoleには、業者が登録した後でも、自分で別途所有権を取得できる仕組みがあります。具体的には、ホームページのHTMLファイルに特定のメタタグを埋め込む、ホームページのルートディレクトリに認証用のHTMLファイルをアップロードする、ドメインのDNSにレコードを追加する、といった方法です。

ただし、これらの方法には、ホームページのHTMLを編集できる権限、サーバーにファイルをアップロードできる権限、またはドメインのDNS設定を変更できる権限が必要です。これらの権限も業者から受け取っていない場合、現実的にはお客様の側で取れる手段がほぼなくなります。

WordPressの管理者権限を持っている場合

WordPressの管理者権限があれば、SEOプラグインなどを使ってメタタグ方式で所有権を取得できることがあります。

何の権限も持っていない場合

業者から、Search Console権限も、WordPress管理者権限も、サーバーアクセスも、ドメイン管理権限も、何ひとつ渡されていない場合、お客様は自分のホームページに対して何の操作もできません。この状態は、業者にホームページを「人質」に取られている状態と同じです。

このケースでは、業者と粘り強く交渉するか、新規でゼロから作り直すかの二択になります。


やまだやの考え

権限が発注者に渡されないのは、業者個人の悪意よりも、業界の構造として「権限引き渡し」が制作工程に含まれていないことに原因があります。

ホームページの納品物として、デザインやコーディングは目に見えます。「これがあなたのホームページです」と渡しやすい。一方、Search Console や WordPress の管理者権限は、目に見えません。納品時に意識して渡さない限り、業者側に残ったままになります。

これを防ぐには、発注時の取り決めとして、納品時に渡されるべき情報の一覧を契約書または見積書に明記しておくのが確実です。具体的には、Search Console所有権、WordPress管理者権限、サーバーへのアクセス情報、ドメインのレジストラのログイン情報、この4つです。

すでに納品が終わっていて権限を持っていない場合でも、後から依頼すれば対応してくれる業者が多くいます。Search Consoleの権限追加は数分で終わる作業です。「対応できません」と返答される場合、それは技術的な理由ではなく、業者の体制または姿勢の問題です。その意味で、権限の引き継ぎを依頼してみることは、業者の体制を測るリトマス紙にもなります。


やまだやのセカンドオピニオン

業者からSearch Console の権限をもらえていない。もらおうとしたが断られた。あるいは、どうやって依頼すればいいか分からない。そういうとき、第三者の立場から状況を診断するのが、やまだやのセカンドオピニオンです。

業者への依頼文面の作成支援、自分で所有権を取得する手順のサポート、それでも難しい場合の選択肢の提示まで、お客様の状況に合わせてお伝えします。

やまだやで作り直すことありきではありません。今のホームページのまま、権限の引き継ぎだけで解決するケースが多くあります。


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