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/ お客様からの質問と解答

ホームページ制作会社に「月額3万円・6年契約」を提案されました。買い切りと比べて、長期的にはどちらが得なのでしょうか?

解答

長期的にどちらが得かは、単純に総額を比較するだけでは決まりません。

月額3万円・6年契約なら、72ヶ月で216万円。買い切りでも、制作費と運営費を合算すれば、同程度の総額になることは珍しくありません。

肝心なのは、月額に「何の対価」が含まれているか。そして6年後に「何が手元に残っているか」です。この2つを見ないと、損か得かは決まりません。

月額レンタル契約のメリット

正直に整理しておきます。月額レンタル契約には合理的なメリットがあります。

初期費用が抑えられます。多くの契約で、初期費用は無料か数万円程度です。創業期や予算に余裕がない時期には、踏み出しやすい入り口になります。

月額が固定されているので、経理処理しやすく、予算化もしやすい。

サーバー代・ドメイン代・保守作業がパッケージに含まれていて、別々の業者や請求書を管理する手間もありません。

知っておくべきデメリット

月額の対価が「保守」なのか「運営」なのか

ホームページの月額契約には、「保守」と「運営」という別のものが混ざっていることがあります。

保守は、動き続けるようにすること。サーバーが落ちない、表示が壊れない、SSL証明書が切れない。「使える状態を維持する」のが保守です。

運営は、時代に合わせて育てること。閲覧環境の変化に対応する、コンテンツを追加する、検索動向に合わせて手を入れる。「育てて使い続ける」のが運営です。

同じ月額3万円でも、保守の対価なら割高、運営の対価なら妥当という見方ができます。

多くの月額レンタル契約では、含まれているのは保守と制作費の分割回収が中心です。運営の領域までは入っていません。「お知らせを1件追加するのに追加料金」という運用になりがちなのは、運営が契約に含まれていないからです。

6年後に何が手元に残るか

216万円を支払い終わったあと、ホームページとドメインが手元に残らないケースが多くあります。

ホームページの所有権は業者側。ドメインも業者管理が標準です。契約満了時に「データはお渡しできません」「ドメインは弊社管理です」と言われて、6年間育ててきた(はずの)資産がゼロに戻る、という構造になります。

買い切りなら、制作費を払った時点でホームページは資産として手元にあります。ドメインも自分の名義です。6年使い続けるか、リニューアルするか、別の業者に引き継ぐか、自分で決められます。

ドメインの所有権については別の記事で詳しく書いていますので、そちらも参考にしてください。

ホームページ制作会社から「ドメイン・サーバーはこちらで取得・管理します」と言われました。問題ないのでしょうか?

やまだやの考え

総額が同じ216万円でも、得られているものが違う、というのがやまだやの見方です。

月額レンタル契約で払っているのは「動き続けることへの対価」と「制作費の分割」。保守と制作費がひとつのパッケージに混ざっていて、運営にお金を払う設計にはなっていません。

買い切り+運営契約は、構造が違います。制作費を払ってホームページの所有権を取得し、その後は「育てるための運営費」を月額で支払う。何にお金を払っているかが分けて見えて、育つ実感も持てます。

ホームページは育てて完成させるもの、というのがやまだやの考え方です。

6年間動かし続けるだけのために216万円を支払うのか、6年かけて育てた資産を手元に持つために同じくらいの金額を払うのか。同じ金額でも、向かう先が違います。

やまだやのセカンドオピニオン

提案中、または契約中の月額レンタル契約について、以下のようなご相談をお受けしています。

  • 月額に何が含まれていて、何が含まれていないか、契約書の中身を一緒に確認する
  • 6年間の総支払額と、買い切り+運営契約での試算を並べて比較する
  • 6年後にホームページとドメインが手元に残る契約になっているか確認する
  • 現在の契約から、買い切り型への切り替えを検討するための整理

やまだやで作り直すことを前提にはしていません。今の契約を続ける判断、別の業者で買い切り型に切り替える判断、どちらでもお客様自身が選べる材料を整えるのが、セカンドオピニオンの目的です。