titleタグは、検索結果に並ぶリンクテキストとして、検索者がクリックするかどうかを決める言葉です。SEOに強いtitleとは、検索者が「これは自分が探していたものだ」と感じる言葉で、そのページならではの中身を伝えるもの。検索意図に合い、開いた後も中身が応える——この両立で、titleはSEOで強くなります。
titleには、検索者の意図・感情に合う言葉を置く
検索者は、クエリを打ち込んだ時点で、自分がどの段階にいるかが頭の中にあります。「知りたい」段階の人は答えを求めていて、「比較中」の人は選ぶための材料を集めていて、「行動寸前」の人は次に進む後押しを欲しがっています。titleには、その段階に応える言葉を入れます。
例えば、同じ「税理士」をテーマにしたページでも、「知りたい」段階に向けたtitleは「確定申告の必要書類|個人事業主の基本」、「比較中」の人に向けたtitleは「税理士事務所の選び方|料金・対応範囲」、「行動寸前」の人に向けたtitleは「名古屋の税理士事務所|初回相談無料」——のように、想定する検索者の状態に合わせて、titleの言葉が変わります。
実務上は、そのページが対象とするキーワードを決めたら、それを打つ人がどの段階・感情でいるかを先に決めて、それからtitleを書きます。
titleには、そのページ固有の中身を入れる
検索結果には、似たようなページが並びます。その中で選ばれるのは、「他にはない、自分のためのページかもしれない」と感じさせるtitleです。
そのページならではの内容——対応エリア、専門分野、価格帯、特化したサービス、独自の進め方——これらをtitleに入れることで、他のページとの違いが一目で伝わります。逆に、全ページが「会社名 | サービス案内」のような同じtitleだと、どのページが何のページか、検索結果でもブラウザタブでもブックマークでも識別できません。読み上げソフトを使う人にとっても、ページを開いた瞬間に「これは何のページか」が伝わりません。
実務上は、各ページのtitleを並べて見て、ページごとに違う言葉が入っているかを確認します。同じ言葉が並んでいたら、そのページならではの内容で書き直します。
titleで約束したことを、本文の中身で満たす
titleはクリックされる入り口ですが、入り口だけ盛っても、開いた後に中身が伴っていなければ、その人はすぐ離脱します。検索エンジン側も、titleと中身が一致していないページを評価しません。
titleに書いた言葉は、本文の中で実際に答えられていることが原則です。タイトルに「料金の相場」と書くなら、本文に料金の相場が書いてある。「比較」と書くなら、比較が書いてある。
実務上は、titleを書いた後で本文を読み返し、「titleで約束したことが本文で答えられているか」を確認します。答えられていなければ、titleを直すか、本文を足します。
titleは30文字前後で、重要な語を前に置く
検索結果に表示されるtitleの長さは、デバイスや表示環境によって変わりますが、長すぎると後ろが切れます。スマートフォンの検索結果では、30文字を超えるあたりから「…」になります。ブラウザタブも、複数開いた状態では10文字ほどしか見えません。
切れることを前提に、ページ固有の重要な語を前のほうに、サイト名や会社名は後ろに置きます。「サイト名 | ページの内容」より、「ページの内容 | サイト名」のほうが、後ろが切れても伝わります。
文字数の目安は30文字前後。これより長くなりそうなら、装飾的な言葉を削って、ページの中身を表す語だけを残します。
実務上は、書いたtitleを「30文字以内に収まっているか」「冒頭10文字でページの内容が伝わるか」の2つの観点で確認します。
まとめ
SEOに強いtitleとは、検索者が「これは自分が探していたものだ」と感じる言葉で、そのページならではの中身を伝えるもの。原則は4つです。
- titleには、検索者の意図・感情に合う言葉を置く(段階:知りたい/比較中/行動寸前)
- titleには、そのページ固有の中身を入れる(他のページとの違いを一目で伝える)
- titleで約束したことを、本文の中身で満たす(盛らない・釣らない)
- titleは30文字前後で、重要な語を前に置く(後ろは切れる前提)
ページのtitleを決めるときは、対象キーワードを並べることから始めるのではなく、「この検索を打った人が、検索結果でどんな言葉を見たら『これだ』と思うか」から考えます。そこに、ページ固有の中身を端的に乗せる——SEOに強いtitleは、そうやって設計します。