E-E-A-Tとは、Googleが検索品質評価ガイドラインで掲げる、ホームページの質を評価するための4つの観点です。
- Experience(経験):実際に体験・実施したことに基づく内容か
- Expertise(専門性):その分野について深い知識があるか
- Authoritativeness(権威性):第三者からその分野の情報源として認められているか
- Trustworthiness(信頼性):情報・運営者・サイトとして信頼できるか
Googleは「4つのうち最も重要なのは信頼性(Trustworthiness)」と明記しています。信頼性が低ければ、ほかの3つがどれだけ高くても評価されません。逆に信頼性が土台として整っていれば、その上に経験・専門性・権威性が積み上がっていきます。
このQでは、Googleが示す優先順位――信頼性を土台に、経験・専門性・権威性を重ねる――の順序で整理します。
信頼性(Trustworthiness):すべての土台
信頼性は「載せて当たり前のものが載っているか」で判断されます。ここが欠けるとほかの3つも評価されません。
- 屋号・正式名称・代表者名・所在地・連絡先を明示する
- 事業者情報ページ(運営者情報、会社情報)を独立したページとして用意する
- 著者情報を記事ごとに表示する(顔写真・経歴・得意領域)
- HTTPS化(SSL証明書)を必ず設定する
- お問い合わせフォーム・電話番号など、複数の連絡手段を用意する
- 料金体系・サービス範囲を明確に記載する
- 特定商取引法に基づく表記(該当する場合)を整備する
運営者が誰なのか分からない、連絡先がメールアドレスだけ、料金が一切書かれていない――こうしたサイトはどれだけコンテンツが充実していても評価が伸びません。逆に、これらが整っているだけで、検索評価の出発点に立てます。
経験(Experience):実際にやってきたことを書く
E-E-A-Tに「経験」が加わったのは2022年12月の更新からで、Googleが「実際にやった人が書いた内容」を重視する姿勢を明確にしたものです。
- これまで対応した案件数・年数を具体的に書く
- 実際に手がけた事例を、写真や数字とともに記録する
- お客様の悩みに対して、どう判断し、何を提案したかを記事化する
- 業界の一般論ではなく、「自分の現場ではこうだった」という視点で書く
たとえば「漏水調査」というテーマで書く場合、机上の知識をまとめた記事ではなく、「先日対応した戸建ての漏水事例で、最初は配管かと思ったが実は外壁のひび割れからだった」といった現場固有のディテールが経験の証明になります。
経験は、SEO設計の1本目の柱――「理解した強みからホームページの原稿を作成すること」――と直結します。強みが原稿化されているホームページは、自然と経験が反映された内容になります。
専門性(Expertise):得意領域を絞って深掘りする
専門性は「何でもできます」ではなく「これに絞って深くやってきました」で示されます。事業内容を広げすぎると、結果としてどの領域でも専門性が薄まります。
- 事業内容を絞って、トップページで明確に打ち出す
- 専門用語を正しく使う(ただし初出時は平易な言葉で補足する)
- 業界の最新動向・法改正・技術トレンドに触れた記事を書く
- 「よくある質問」で踏み込んだ実務知識を公開する
専門性は1ページで証明するものではなく、サイト全体の情報量と一貫性で蓄積されていきます。トップページの打ち出し、サービスページの説明、ブログの記事群――すべてが同じ専門領域を指していることが大切です。
権威性(Authoritativeness):第三者からの言及で証明する
権威性は「自分で名乗る」ものではなく「他者から言及される」ことで生まれます。
- 取材実績・メディア掲載があれば明示する(リンクとあわせて)
- 業界団体への加盟、資格、認定があれば掲載する
- 取引先や提携先を(許諾の範囲で)掲載する
- 講演・登壇・寄稿の実績を記録する
- お客様の声・事例を、企業名や個人の実名(許諾の範囲で)入りで掲載する
権威性は一朝一夕には作れません。日々の業務の中で記録を残し、許諾を得て公開していく地道な蓄積が、長期的な権威性の証明になります。
まとめ
E-E-A-Tは「特別な施策」ではなく、事業者として当たり前のことを当たり前にホームページに反映させる作業です。
Googleが示す優先順位に従えば、まず信頼性を土台として整え、その上に経験で現場の蓄積を発信し、専門性で領域を絞って深掘りし、権威性を時間をかけて積み上げる――この順序で実装するのが最も確実です。
特に信頼性と経験は、今日から実装できる領域です。事業者情報を整え、現場で起きたことを記事化する習慣を持つこと――この2つを地道に続けることが、検索評価と閲覧者の信頼の両方を獲得する道筋になります。