Blog

/ SEO設計の基礎・前提

「SEO設計」とは具体的に何を指すのか?

SEO設計とは、ホームページを「Googleと閲覧者の両方に正しく伝わる構造」に整える土台づくりの工程であり、検索順位を上げるための小手先のテクニックではありません。やまだやでは次の5本柱で構成しています。

  1. 理解した強みからホームページの原稿を作成すること
  2. Googleの理念に沿ったHTML記述
  3. 利用者の感情への回答
  4. Google+閲覧者の両方からの信用構築
  5. 自然検索で上位表示されるための施策全般

各柱の中身を、優先順位の高い順に整理します。

1. 理解した強みからホームページの原稿を作成すること

SEO設計のすべての出発点はここです。事業者自身が把握している自社・自店の強みを、ホームページの原稿(コンテンツ)として言語化する工程です。具体的にはこんな問いに答える作業です。

  • 他とどう違うのか
  • どんな経験や実績が他にない価値になっているのか
  • 誰の、どんな困りごとに応えてきたのか
  • なぜそれができるのか

料金が安い、対応が早い、といった一般化された言葉ではなく、上記のような問いに踏み込んだ文章を書き起こします。制作着手前のヒアリングと壁打ちで、この原稿づくりに時間をかけることが重要です。強みが原稿になっていないままHTMLを書き始めても、Googleにも閲覧者にも伝わるホームページにはなりません。逆にここさえ固まれば、後続の4本柱はその原稿を正しく届けるための器づくりとして機能します。

2. Googleの理念に沿ったHTML記述

Googleが繰り返し公言している「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」という理念を、最上位の前提に置きます。誰にとっても読めるHTMLにするという思想のもと、見出しタグの階層、alt属性、リンクテキストなどを実装します。Googleガイドラインを「規則」として守るのではなく、その背後にある思想を実装するアプローチです。

3. 利用者の感情への回答

検索する人は「知りたい」「困っている」「○○したい」という感情を抱えてホームページにたどり着きます。SEO設計では、その感情ごとに対応するコンテンツをどこに、どの順序で配置するかを設計段階で決めます。トップページの上部に何を置くか、FAQに何を書くか、お問い合わせ前にどんな不安を解消するか――これらはすべて感情への応答設計です。

4. Google+閲覧者の両方からの信用構築

E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の実装は、Googleのためだけでなく閲覧者の安心のためでもあります。事業者情報、著者情報、実績、お客様の声などを、検索エンジンが読みやすい構造で、かつ閲覧者が判断材料にできる形で配置します。1本目で原稿化した強みが、ここで具体的な信用の根拠として形になります。

5. 自然検索で上位表示されるための施策全般

タイトルタグ・メタディスクリプション・内部リンク設計・構造化データ・サイトマップ・表示速度・モバイル対応など、検索結果で正しく評価されるためのテクニカル要件をひととおり押さえます。1〜4が整っていることが前提で、これらの施策が積み上がります。

まとめ

「SEO対策」ではなく「SEO設計」と呼ぶ理由は、設計段階で土台を仕込むほうが、後から対策を積み増すよりはるかに安く、強く、長持ちするからです。

5本柱の中でも、1本目の「強みを原稿にする」工程は、事業者自身との対話が不可欠で、ここを一緒に掘り下げる時間をかけることが、制作の出発点になります。