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/ ホームページの月額レンタル契約

月額レンタルでホームページを作りました。解約後はサイトを引き継げないと言われましたが、普通でしょうか?

解答

月額レンタル契約では、それが普通です。解約後にサイトのデータやコードを引き継げないのは、業者が意地悪をしているからではなく、契約の構造上そうなっています。

レンタルというのは「借りているもの」なので、最初からお客様のものではありません。だから契約が終わった後に、お客様が引き継いだり持ち出したりできるものは、もともとひとつもないのです。

家を借りていて、退去時に「この家ください」と言えないのと同じ理屈です。

問題は、業者が「引き継げない」と言っていることではなく、その契約構造を理解しないまま契約してしまっているお客様が多いことのほうです。

なぜこの条項が入っているか

月額レンタル契約は、ホームページの所有権を移転する契約ではないからです。

通常の制作契約であれば、お客様は制作費を支払い、納品物を受け取ります。HTMLやCSS、画像、原稿、CMSであればそのデータ。そこから先はお客様の資産になります。

月額レンタル契約で支払っているのは「利用料」です。制作費にあたる分も毎月の利用料の中に溶け込んでいて、独立して支払い切ることができません。

データもコードも原稿も、所有者は業者です。お客様は使う権利だけを持っています。

「解約後は引き継げません」というのは、契約上は正しい説明です。引き継ぐ対象が、そもそもお客様のものではないのですから。

知っておくべきデメリット

何年払い続けても、ホームページがお客様の資産にならないということです。

月3万円を5年払えば180万円、10年で360万円です。それだけ支払っても、解約した瞬間に手元には何も残りません。

次のホームページを作り直そうとしたとき、原稿も、画像も、デザインも、何ひとつ流用できません。検索エンジンに積み上げてきた評価も、ドメインが業者名義であれば一緒に消えます。ゼロからのやり直しです。

契約期間中に「もっと良いサービスが出てきた」「値上げに応じられない」と感じても、簡単には乗り換えられません。手元に何もないので、引き継ぎようがないからです。

「引き継げない」というひと言の中には、これらが全部含まれています。

やまだやの考え

きつい言い方になりますが、「契約したほうが悪い」というのが、やまだやの正直な意見です。

月額レンタル契約は、3年・5年・7年と、長期にわたって毎月の支出を確定させる契約です。それを結ぶということは、その期間ずっと、自社の売上が現在と同じ水準か、もしくはそれ以上である、という前提に立っているということになります。

でも、そんなことは誰にもわかりません。

景気が落ち込むかもしれません。業界そのものが構造変化するかもしれません。自社固有の事情で売上が落ちることもあります。来月のことですら、確実なことはひとつもありません。

そんな状況で、5年後・7年後の支出を確定させて、しかも何ひとつ資産にならない契約を結ぶ。その神経が、やまだやにはよくわかりません。

ホームページは事業の道具です。事業のために支払うものであれば、何かが手元に残ってほしい。何年払っても資産にならないという仕組みは、本来おかしいのです。

「解約後は引き継げない」と言われて驚いたお客様は、たぶん契約書を読み込まずに契約しています。読み込んだうえで納得して契約したのであれば、驚くことはありません。

やまだやのセカンドオピニオン

すでに月額レンタル契約を結んでいるお客様も、これから検討しているお客様も、ご相談ください。

現在の契約書を拝見し、解約時にデータがどうなるか、引き継ぎや買取の交渉ができそうかを一緒に確認します。新規で検討中であれば、その契約と買い切りで作る場合とのコストとリスクの比較もお出しします。

やまだやで作り直すことを前提としたご相談ではありません。冷静に状況を整理するためだけのご相談でも構いません。