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/ お客様からの質問と解答

ホームページは何年くらいもつものなのでしょうか?

解答

ホームページの「寿命」には、二つの意味があります。物理的に表示できる期間と、効果が続く期間です。

物理的には10年でも20年でも維持できます。しかし、効果が続く期間は、現代のホームページでおおむね5〜7年です。

この記事では、ホームページを「長く使える」と考えることのメリットと、実際の寿命について知っておくべきことを整理します。

長く使えると考えることのメリット

ホームページを長期で使えると考えると、いくつか合理的な側面があります。

最初に作るときに、長く使える前提で予算と労力を投じれば、その後の運用負担が軽くなります。一度作ったデザインに事業者・お客様双方が馴染んでいき、ブランドとして定着していくこともあります。年単位で大きな修正を加えなければ、運用コストも抑えられます。

「ホームページは作って終わり」ではなく「作って長く使う」と考える発想自体は、合理的な側面を持っています。

知っておくべき寿命の現実

ただ、実際のホームページには、物理的な寿命とは別に「効果としての寿命」があります。これは閲覧環境の変化に応じて減衰します。

ホームページの「閲覧環境」とは、訪問者が使う端末と、検索エンジンの評価基準のことです。過去20年を振り返ると、5〜6年に一度のペースで大きな変化が起きています。

  • 2007年〜:iPhone登場。「PC専用サイト」が一斉に古くなった
  • 2010年代半ば:レスポンシブデザインが標準化。固定幅サイトが評価を落とした
  • 2020年代前半:モバイルファースト・インデックス導入。スマホ対応の不十分なサイトが検索順位を落とした
  • 2020年代半ば:Core Web Vitals(表示速度・操作性)がランキング要因として明示化

これらは、業者やお客様の意図とは無関係に、検索エンジンや端末メーカーの判断で起きた変化です。「ホームページの作り方の前提」が、5〜6年に一度、書き換えられています。

5年前の前提で作られたホームページは、見た目は同じでも、訪問者の期待・検索エンジンの評価基準・端末の表示能力との間にズレが生じます。効果は時間とともに自然に減衰します。

2020年代後半は、たまたま大きな端末カテゴリが出ていません。しかし、AR/VRデバイス、AIアシスタント経由の閲覧、折りたたみ端末など、次の地殻変動は、5〜6年の単位で見れば来てもおかしくありません。「もう変化は終わった」と仮定するのは、過去の経緯と整合しません。

つまり、ホームページが「もつ」のは、表示としては長く、効果としては5〜7年程度です。「10年もつホームページ」が事業の役に立つのは、効果の意味でも10年もつ場合だけです。

やまだやの考え

実務上、やまだやがお客様に推奨している更新サイクルは、概ね5〜7年です。

これは「ホームページが壊れる」からではなく、「閲覧環境が変わって、現状のホームページが効果を発揮しにくくなる」からです。10年経っても表示はできます。しかし、10年前の前提で作られたホームページは、訪問者にとって「古臭い」「使いにくい」と感じられるようになり、検索エンジンからの評価も低下します。

セカンドオピニオンとして関わった事例の中で、「5年前に作った時点では問題なかったが、今見ると検索順位が大きく下がっている」というケースに何度か出会ってきました。原因は業者の手抜きではなく、その間に閲覧環境の前提が変わったからです。

ホームページの目的は、お客様の事業を続けることです。事業が10年以上続くなら、その間にホームページは1〜2回、大幅な見直しが必要になります。これを前提に計画を立てるのが、現実的なホームページ運用です。

やまだやのセカンドオピニオン

現在運用中のホームページが、効果や評価としてどの程度の寿命のフェーズにあるかを知りたい場合は、やまだやのセカンドオピニオンをご利用ください。

検索順位の推移、現在の閲覧環境との適合状況、見直しの優先度の高い箇所を一緒に確認します。やまだやで作り直すことを前提とした診断ではありません。